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日本クレアス税理士法人

北大阪本部 えびす会計

会計通信「輪」をお届けします。

2025年7月22日

【 路線価が今年も上昇! 】

 

 今年も例年通り、7月1日に国税庁から路線価が公表されました。全国平均で2.7%上昇となり、4年連続で上昇という結果になりました。上昇幅については、2010年以降で最大となっています。 


 関西では、大阪府の4.4%の上昇が最も大きく、京都府は3.7%、兵庫県2.0%、滋賀県0.5%の上昇でした。残念なことに、私の地元の奈良県と和歌山県は、それぞれ1.0%、0.7%の下落となりました。最高路線価は、やはり、大阪・梅田の「阪急うめだ本店」前の御堂筋で、1平方メートルあたり2,088万円(坪単価約6,900万円)にもなったそうです。

 

 また、関西万博に後押しされたインバウンドの影響により、JR新大阪駅近辺やなんばパークス近辺が18%程の大幅な上昇となりました。ちなみに、全国で路線価が最も高かったのは、東京の銀座5丁目で、前年比8.7%増の1㎡当たり4,808万円(坪単価約1億5,800万円!)と昭和61年以降40年連続でトップとなりました。 

 

 路線価とは、国税庁が定めた土地の価格のことを示します。主に土地の相続税評価額や贈与税評価額で使用されます。土地の時価を相続の都度、算定することが困難とされているからです。
将来の相続や生前に土地の贈与を考えている方には、路線価より大まかな評価額を算出することで、どのくらいの相続税や贈与税がかかるのか、おおよその目安とすることができます。 


 路線価は国税庁ホームページに掲載されていますので、気になる方は国税庁ホームページを一度確認してみてください。(国税庁ホームページ https://www.rosenka.nta.go.jp)
具体的なシミュレーションなどをご検討の方は、えびす会計までお問い合わせください。